【衝撃】「そうめん」と「ひやむぎ」の違いを調べてみら「うどん」だった。

タイトルを見て「何言ってんだこいつ」と思った方、私もそう思います。

最初は「そうめん」と「ひやむぎ」ってなにが違うの?という素朴な疑問から調べてみたんですが、

最終的にうどんの記事になってました。

 

意味がわからないですよね。。

記事を最後まで読んでくれれば分かっていただけると思います。

 

↓↓まだ何も知らない頃の私↓↓

最近暖かくなり、外で過ごしやすい季節となってきました。

先週末なんて、最高気温20度超えて半袖でも過ごせちゃうくらいでしたね。

 

暖かくなると食べたくなる食べ物、それが素麺【そうめん】

ほんのり甘い麺つゆに、キンキンに冷やした素麺を浸して、ツルツルッと食べる。

最高ですよね~。

でも、中には冷麦【ひやむぎ】派の方もいるかもしれませんね。

 

あれ? 素麺と冷麦て同じじゃない?

言い方が違うだけ?地域性による?

その違いは何か、ふと気になったので調べてみました。

「そうめん」と「ひやむぎ」の広辞苑的な違い

広辞苑には、次のように記述してあります。

「そうめん」:小麦粉に食塩水を加えてこね、これに植物油を塗って細く引き伸ばし、日光にさらして乾かした食品。

「ひやむぎ」:細打ちにしたうどんをゆでて冷水でひやし、汁をつけて食べるもの。

 

ん??えっ? 「ひやむぎ」ってうどんだったのか

 

ちなみに、うどんを広辞苑で調べると↓↓

「うどん」:〔饂飩〕小麦粉に少量の塩を加え、水でこねて薄くのばし、細く切ったもの。ゆでて汁にひたして食べる。

 

素麺と冷麦の違いより、あまりに衝撃的でそちらに気持ちが移ってしまいました。(笑)

 

肝心の素麺と冷麦の違いですが、広辞苑的には麺を伸ばして細くするのが素麺で、

細く切るのが冷麦でしょうか?

食べる方からすると、どっちでもあまり変わらないような気が。。

「そうめん」と「ひやむぎ」の歴史的な違い

次に歴史的な背景による違いも確認してみました。

 

「そうめん」:奈良時代に中国より、麺に打ち粉をして手延べする「索餅(そうぴん)」が伝わり、日本では「麦縄(むぎなわ)」と呼ばれていた。
その後、鎌倉から室町時代に、中国で開発された麺の表面に油を塗って細かく長く手延べする新技術が伝わり、「索麺(そうめん)」が誕生した。 その後「素麺」と言う漢字になった。

 

「ひやむぎ」:今のうどんと同じように麺棒で伸ばし、包丁で切る麺が鎌倉から室町時代に伝わり、日本では「切り麦」と呼ばれていた。これが後に食べ方によって「うどん」と「冷や麦」に分化していった。

・ゆでた麺を蒸籠(せいろ)に盛って食べるのが「熱麦(あつむぎ)
・水で冷やして食べるのが「冷麦(ひやむぎ)
・熱い湯(汁)に浮かせて食べるのが「温飩(うんとん)」といい、後に温が「饂」と書き換えられて「饂飩(うどん)」に変化していった。

 

いかがでしょう。

歴史的な背景から見ても、「細く手延するのが素麺(そうめん)」、「包丁で切るのが冷麦(ひやむぎ)」みたいですね。

 

というか、やっぱり冷麦とうどんって同じだ!!

歴史的にも証明されてしまった。。。

 

こうなると今の「ざるうどん」とか「もりうどん」は、全部「冷麦」ですよね?

熱盛り(熱いざるうどん)は「熱麦(あつむぎ)」と呼ぶべきですね。

 

ちなみに、私もよくお世話になっている「丸亀製麺」さんのメニューを

正しく名称変更すると、下のようになります。

*丸亀製麺HPより引用

 

汁の有無と温冷で名前が変わるので、ややこしいですね。

でもメリットが一つ、例えば「ぶっかけ冷麦ください!」と注文したら、

冷たいほうだとすぐに分かるので、「温かいほう?冷たいほう?」といちいち確認しなくても済みます。

 

それに、「歴史を大切にしているんだな~」と思われて企業イメージUPなんてことも。

丸亀製麺さん、良かったらぜひ採用して下さい

 

「そうめん」と「ひやむぎ」のJAS(日本農林規格)的な違い

だいぶ、うどんよりの記事になってしまっているような気もしますが。。

最後にJAS規格による違いも確認しておきます。

 

JAS規格とは「農・林・水・畜産物およびその加工品の品質保証の規格」のことです。

簡単に言うと「国で規格を決めたので、みんなそれにしたがってね」という事です。

JASでは、乾麺の分類をつぎのように規定しています。

 

「そうめん」:機械製麺の場合、角棒状では幅0.7~1.2mm、厚さ1.0mm 未満、丸棒状は直径0.8~1.3mmとなっており、手延べの場合は1.3mm未満です。

 

「ひやむぎ」:機械製麺の場合、角棒状では幅1.2~1.7mm、厚さ1.0~2.0mm、丸棒状は直径1.3~1.7mmとなっており、手延べの場合は1.3mm~1.7mmです。

 

「うどん」:それらより太いもの(1.7mm以上)をいいます。

 

あれ?あれ?? なんか、今までと全然違う。。。

単純に太さだけの分類だし、冷麦に「手延べの場合」と書いているし、、

 

手延べ冷麦なんて冷麦じゃないやい!冷麦はうどんの仲間だい!!

 

と、ここまで呼んでくれた方であれば、憤慨していることでしょう。

味も歴史も製法も違うのに、単に太さで分けられるのはあまりにも味気ないですね。

でも実は、このようになってしまったのは、ある事情があります。

機械製麺の導入でそうめん(&ひやむぎ)界に激震が走る!

機械製麺とは、小麦粉を塩入水でこねて寝かせて生地を作り、機械のノズルからところてんの様に押し出してつくる製法です。

この機械製麺が実現したおかげで、大量生産が可能になり、我々は日頃から安く素麺や冷麦を食べれるようになりました。

 

そして、機械製麺は絞り出す穴の大きさを変えるだけでいろいろな太さの麺が出来るようになったため、冷麦や素麺に似た麺が、簡単に出来るようになりました。

 

わざわざ、手間をかけて素麺や冷麦をつくる必要性が薄くなってしまったんですね。

そして、業者が機械製麺した麺を、素麺や冷麦として売り出したわけです。

(原理から言うと違うのですが、材料・見た目・味がほぼ一緒ですからね。)

 

このときに業者が適当に分類をして商品名をつけたので、素麺と冷麦が区別しにくくなったのです。

そこでこの混乱をなんとかしようとしたのがJAS(日本農林規格)で、今の太さによる基準が作られました。

 

JASが決めないと、「何が素麺で何が冷麦がわからなくて混乱する」という状況だったので、仕方のない措置だと思います。

 

まあ、でもJASが規格を決めたとしても、歴史を変える事はできないです。

本来の成り立ち、意味を理解して、そうめんや冷麦を食べるというのもオツだと思いますよ。

 

いや、こんな話をしていたら、無性に食べたくなってきました。

今から明太釜玉熱麦でも食べに行こうかな!

*丸亀製麺HPより引用

以上

最後までお読みいただき、ありがとうございました。